端末位置情報でで児童見守り 有田町の4小学校対象 民間サービスを活用

見守りサービス導入に関する有田町とottaなどによる協定締結式。右から2人目が松尾佳昭町長
有田町は4月から、町内4小学校の児童を対象にした見守りサービスを始めた。民間が運営する通信システムを使って児童の位置情報を把握できるようになる。信号を発する携帯用の端末を全ての1年生と、2~6年生の希望者に無償で配布する。

サービスは福岡市の企業「otta」が開発、運営し、県内では佐賀市の市立小でも5月から順次導入する。

有田町では、児童に専用の端末を携帯してもらい、「店舗や公共施設などに設置した基地局」や「専用アプリをインストールしたスマホを持つ人」の近くを通過すると、位置情報が記録される仕組みになっている。端末は重さ8グラムでランドセルなどに取り付けることができる。
サービスを利用することで、児童の行方が分からなくなった場合に、警察を通じて位置情報の履歴が確認できる。保護者自身が位置履歴を確認できる有料サービスもオプションで用意している。事業費は200万円。町教育委員会は「専用アプリをインストールしてくれる協力者を増やしていきたい」としている。(青木宏文)
2023年4月23日RT(6)