熊本市教育委員会 嘱託職員に残業代3年間支払わず(熊本)

嘱託職員への残業代、熊本市教育委員会が支払ったのは3年後でした。
嘱託職員は児童育成クラブの支援員合わせて40人で、市教委は謝罪し、2019年度分の残業代を今年3月に支払ったということです。
熊本市教育委員会によりますと、40人は、市教委が所管する放課後児童育成クラブで子どもの見守りを行う支援員です。
2020年3月に新型コロナ感染拡大で小学校が休校となり、当時、児童育成クラブは午前中から開設。
支援員は時間外勤務が命じられ、年休での振り替えが予定されていましたが、その後も人手不足などで時間外勤務が続き、休日をとることは難しかったということです。
この2019年度の時間外勤務について市教委は「振替休日の取得は無理」と判断し、去年7月に残業代を支払うことを決定。
市教委は40人に謝罪した上で残業代の請求権の時効が迫る今年3月に支払ったということです。
支払った40人分の残業代は総額844万3730円、合わせて4627時間でした。
1人平均では年間約115時間、約20万円です。
熊本市教委は「支援員の時間外勤務について明確な対応ができておらず申し訳なく思っている。今後はこのようなことがないよう振替の休みが取れなかった場合は
残業代を支払う仕組みを整えた」としています。

TKUテレビ熊本
テレビ熊本
2023年5月4日RT(11)
見 守(KEN MAMORU)

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