コロナ禍で見えた精神・発達障害者雇用の課題。解決を目指す企業に「ATARIMAEクラウド」が役立つ理由とは

株式会社FVP(東京都千代田区 代表:大塚由紀子)は「ともに働き ともに生きるを ともに考える」を理念に掲げ、企業の障害者雇用を支援するコンサルティング会社です。
これまで1000社以上の企業を支援し、採用のみならず、障害のある社員の定着と活躍をサポートしてきました。
今回は、2020年7月にリリースした、業界初の精神・発達障害者の雇用管理サービス「ATARIMAEクラウド」のサービス開発に至った背景とリリースまでの道のりをお話しいたします(プロジェクト担当:森岡文子)。
【業界初】FVPが精神・発達障害者社員向けの専門家サポートを遠隔で受けられるサービス(ATARIMAEクラウド)を提供開始。障害者のテレワークにも対応可能。
 1. 精神・発達障害者の雇用現場で見られる課題
今年3月に弊社が行ったアンケートで、精神・発達障害者を雇用している企業の人事ご担当者が、コロナ禍において深刻と受け止められている問題、上位は次のような点でした。
≪精神・発達障害者を雇用している企業のコロナ禍でのクリティカルな問題≫
1位 障害のある社員の勤怠不良、体調不良
2位 障害のある社員の業務量の減少または増加
3位 障害のある社員がテレワークに対応できない

これに対し、企業が挙げている課題の上位3つです。
≪精神・発達障害者を雇用している企業のコロナ収束後の雇用課題≫
1位 障害のある社員の新たな業務の確保
2位 障害のある社員の体調管理
3位 定着のための取り組み

新型コロナの流行で、潜在的にあった精神・発達障害者雇用の課題が表出し、これまでのように、「法定雇用率を守るため」「数合わせのため」の障害者雇用では立ち行かないと認識する企業が増えてきた、私たちはそのように考えています。
(2021年3月FVPによるwebアンケート結果より)
https://company.fvp.co.jp/summary/survey/
 2. 新型コロナ流行で負担の増えた職場担当者(障害者と関わる社員)をサポートする「ATARIMAEクラウド」
「障害なのか、性格なのかわからない」
精神・発達障害者雇用を支援する現場で耳にすることの多いセリフです。
もちろん、障害のある社員にも大変さはありますが、見えない障害ゆえに、何がいけないのか、何をすればよいのかわからない。一緒に働く現場の担当者は、そういった不安や負担感と日々向き合っています。
「精神・発達障害のある社員が定着し、活躍するためには、職場環境、つまり一緒に働く人の不安や負担の軽減が必要。雇用する企業のサポートに主軸を置いたサービスを、導入しやすいクラウドで提供したい」
こうして開発を始めたのは、2019年春。
翌年には新型コロナが流行し、前述した課題が顕在化。現場担当者の負担がますます増加したところで、ATARIMAEクラウドはリリースされることになりました。
 3.「日々の見守り」が支持される理由
船出は順調ではありませんでした。
業務管理システムやメンタルケアアプリなど、人事労務の分野にもすでに多くのツールが存在し、既存サービスとの差別化を強めながら、販売しなければならなかったからです。
他サービスとの大きな違いは、臨床心理士や精神保健福祉士などの専門家による「日々の見守り」にあります。

ATARIMAEクラウドでは、障害のある社員の日報を、マネジメント担当者と専門家が共有しています。専門家は、日々の状況をよくわかった上で、障害のある社員やマネジメント担当者に適切な助言を行うことができます。
入社時や異動時など、お互いの理解が進んでいない状況では、障害のある社員もマネジメント担当者も不安なところです。
ある企業では、初めて精神・発達障害者を採用すると同時に導入いただき、障害のある社員からは「相談できる専門家が一人増えた。具体的なアドバイスなどもらいながら仕事ができて安心だった」、マネジメント担当者からは「わからないことを気軽に聞けて、心の支えとなった」とお声をいただきました。
職場と同じ環境を自宅でも容易に再現できたことで、入社翌月にはテレワークを導入でき、担当者はほっと胸をなでおろした、とのご報告もありました。
また、こんな例もありました。
全国に営業所を展開されている企業で、東北地方の営業所で就業中の発達障害のある社員が、他の社員が就業中に発する私語を厳しく注意せずにはいられず、不安定になっていました。
「発達障害の方に理解しづらい『ほどほど』という感覚をどのように理解してもらえばよいのか」
ATARIMAEクラウドで専門家に相談し、職場内での「就業中の私語を慎む」ことについては、営業所全体に再度注意喚起を行うこと、そして、発達障害のある社員に対して、周囲の社員に意見を言うときの「上手な伝え方」を伝えるようアドバイスを得ました。また、発達障害のある社員に対しての「ルールとマナーの伝え方」も助言してもらい、これらの取り組みや成果は他の営業所へも周知されて、大変役立ったとのことでした。
精神・発達障害のある社員が働きやすく活躍できる環境は、障害のない社員も働きやすく、力を発揮しやすい職場づくりに繋がっていく、私たちはそのように考えています。
 4. 今後の展開
ATARIMAEクラウドの名前には、「障害のある人もない人も、あたりまえに働ける社会となるように」という創業以来の願いが込められています。
企業が自信をもって精神・発達障害者を雇用できるようになり、働く意欲のある障害者がやりがいをもって生き生きと働く。そういった職場が一つでも増えていくことを目指して、FVPはATARIMAEクラウドを広く展開させていきます。

PR TIMES

2021年7月22日RT(10)
見 守(KEN MAMORU)

見 守(KEN MAMORU)

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